2015.9.23 九州（福岡-長崎-熊本阿蘇-別府）ツー（9.20～9.26） 四日目

四日目になりました。
今日は、念願の阿蘇を走る予定です。でも、その前に熊本城をぐるっと一回りして見ました。
その姿は今までに見たどの城よりも立派で風格があり素晴しいお城でした。
でも、それをじっくり見ていると阿蘇を走る時間がなくなります。
残念ですが、諦めて阿蘇へ向いました。

多少の雲はあったものの、ほぼ晴天という天気でした。
色々と走りたい道やポイントはありましたが、最初に行ったのは俵山峠でした。
旧道を登っていくと俵山展望所へ到着。そこから阿蘇のカルデラを眺めることが出来ました。
絶景でした。嬉しくて叫びたい気分でした。
外輪山に周りを囲まれて中心にある阿蘇五岳の麓に緑の田園が広がる風景は、素晴しいの一言。
腰を下ろして暫くその風景を眺めていました。
来て良かった。

七曲を降りて南阿蘇鉄道の長陽駅へ。
この辺りを走っていると、ここが巨大なカルデラの中で嘗て噴火した火山の麓だなんて忘れてしまいそうです。
そのぐらいどこにでもある農村の風景が広がっています。
国道325から国道57号を経て阿蘇パノラマラインへ。

途中には、これも是非行きたかった「米塚」があります。
伊豆の小室山によく似た風景です。

そして、草千里へ。
噴火した中岳から二㌔程の場所ですが、ここまでは来る事が出来ました。
風が強くて飛ばされそうな勢いです。
いつもと変わらないように草原が広がり、牛は草を食べ、観光用の乗馬には客が順番を待つ風景がありました。
でも、やはり観光客は少なくレストランはお昼時でもガラガラ。
多くの観光客はやはり噴火した中岳が望める丘の上へ行って噴煙を眺めていました。
火山博物館には火山情報が張り出され、ヘルメットの用意も。
再度、いつ噴火が起こってもおかしくないようです。
ここで、雲行きも怪しくなり少々雨も降ってきました。
やはり標高が高いところは、天気が変わりやすいのでしょう。

それから麓まで降りて阿蘇駅や阿蘇神社を散策。
そして外輪山へ向います。

城山展望所から大観峰へ。
ここは、箱根で言えば大観山のようなところでしょうか。
阿蘇を訪れる多くのライダーが必ず立ち寄る場所のようです。
外輪山の中でも阿蘇五岳のほうへ突き出た部分にあたり、確かに景色は素晴らしかった。

そして、最近人気のスポットで｢天空の道」又は「ラピュタの道」と呼ばれる場所へ。
知る人ぞ知る場所だったようですが、次第にその存在が知られてから注目されています。
でも、道幅が狭く側面が崩れる危険性があり通行止めとなっていました。
今回のツーの為に買った大人のバイク旅（阿蘇編の表紙にもなっているほどですから、やはり人気があるんですね。
通行できなくても、この近くの丘から眺めれば、あの表紙のような写真が撮れます。
出来れば、雲海の出ている時に撮れれば、尚素晴しいんでしょうね。

そろそろ夕方。良い時間になってきました。
夜には雨となりそうで、明日雨があがればひょっとして雲海となるかもしれない気がしました。
今日は、この近くの内牧温泉に宿を取りました。ホテル角萬というホテルです。

ビジネスタイプでバストイレが部屋には付いていないものの二食付きで7000円と言う格安でした。
古いホテルでしたが、よく見ると嘗て天皇陛下が宿泊されたホテルのようです。
高橋英樹夫妻の等身大看板が珍しくて面白い。
5日目に続きます。(^^ゞ